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朝の報道番組で一番心に残ったニュース

2024/12/01

        ~沢山の大きな事件の報道の中にあって、5年前の東京池袋高齢ドライバー暴走事故の
   加害者が亡くなられた報道は、私達には何が出来るかを考えるべきニュースだと思いました~
 ほぼ毎週視聴している日曜日の報道番組では、いつもにも増して大きなニュースが沢山報道された様に思いました。兵庫県知事のSNSを使った選挙違反疑い、開始した国会の議会内容、アメリカ次期大統領の動きetc.etc. その中にあって、1週間を振り返ったニュースの中で高齢ドライバーの暴走で2名の方の死亡と多数の負傷者が出て、禁錮5年の実刑判決を受け服役中だった加害者の方が老衰で亡くなられたと報道されました。
 その中で、被害者の遺族の方がインタビューに応えられていました。そのコメントの中で、『生前加害者の方から謝罪の手紙を受け取り、刑務所での面会が叶い、お話が出来た事で憎しみや怒りや悲しみだけの人生ではなく、これからを生きて行ける思いに至った。』と仰っておられました。その言葉が私自身の心に深く刻まれ、このお話が聞けて良かったと思いました。
 被害者のご遺族の夫であり、お父様でいらした彼は、私の記憶では慢性の持病をお持ちだった様に思います。この事件後に、結婚前から献身的に尽くし、結婚後もずーっと彼の体を気遣っていた奥様を亡くされて、これから見守って行かなければいけない裁判に健康を害さずに乗り切る事が出来るのか、私は凄く心配でした。加害者に判決が下りて、刑務所に収監される事が決まった時までは、何度も報道番組で拝見する事が出来ましたが、その後は途切れてしまい、高齢者だけでなく、若者の暴走事故の報道が流れる度、『あの方は今どうしていらっしゃるだろう?』と気掛かりでした。
 加害者の方が収監された後に手紙や面会のやり取りがあり、今の彼の胸中をお聞きする事が出来て、その言葉に自分自身も学ばなければいけないと思ったし、判決後の数年間で彼は亡くなられて無念であろう奥様やお子さまのために本当に頑張って来られたのだと知る事が出来て、嬉しかったし安心しました。
 加害者の方が亡くなられた後のインタビューでは、こうも話されていた様です。『この事件を通じてこれからも自分達が何か出来るかを考えて行かなくてはいけない。』また、収監中の加害者との面会時にも『何が出来るか?の問いに高齢者には早く免許の返還をする様に進めて行かなければいけない。と答えがあった。』と述べられていました。
 本当に90分の番組の中のほんの数分だけの報道だったのですが、沢山の交通事故に共通して私たちが考えて行かなければいけない大事なコメントだった様に思います。私も高齢者。殆ど車には乗っていないペーパードライバーだったのですが、地方に引っ越し、買い物の荷物運びが大変で、近くにあるスーパーに行く時だけの為に一人乗りのCOMSを買い、出掛ける前には仏壇の父と母と愛犬に『事故で人を傷つけません様に・・・』と出発し、日中の混まない時間帯に同じ道を同じ様に、同じスピード(<35Km /h )で行き帰りをしています。無事戻って来ると『なんとか今日も帰って来れたよ。』と報告しています。笑っちゃいますよね?でも、本人は真剣です。あと数年間だけそうさせて頂こうと思っています。でも、70歳前になったら免許は返上したいと思っています。その後は、シニアカーでしょうか?食品・日用品の配送依頼でしょうか?それまで事故で人を傷つけてしまわない様に細心の注意を払ってドライブしたいと思います。
 短いニュースの中にあった大切な事を皆様に是非お知らせしたかったバーバでした。

 

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