コミュニティーナースの存在が教えてくれたもの
2024/12/14
~AIの便利さに傾倒していく人々が増えていく中で、
一方で誰かとおしゃべりしたいと思うコミュニティーの場を求めているという矛盾~
先日、ある報道番組で組まれた特集で、あるプレゼンテーターの元スポーツ選手の方が、声を張り上げ、高いテンションでAIの素晴らしさを紹介していました。その素晴らしさを賞賛するコメンテーターや司会者の方々に私は何故だか賛同出来ない思いで聞いていました。私の様な高齢者もAIの技術を使う事で便利に早く情報を得て、世界が広がると言っていました。でも、そんな良い事だけがAIの特徴なのでしょうか?それと相反する以上に危険の伴う技術であると私は思っています。所謂“紛い”の中に沢山の落とし穴が存在する技術革新だと思っています。America大統領選挙にも候補者の双方でAI技術が使われ、より上手く使った方が勝ったとまで言われています。選挙人の方々が、候補者の口から発せられる言葉を聞いて、『この人に自国の大統領になってもらいたい!』と思って選べた人ではないのでしょうか?
その技術の為に犯罪は巧妙で、簡単に人を騙し、その犯人の特定が出来にくい環境を作っている事も否めないのではないでしょうか?『騙される奴が悪い!』で良いのでしょうか?そこに繋がる危険を出来る限り熟慮し、取り除いた上でスタートさせる技術なのではないでしょうか?今は、先に進みながら危険性も膨らませている状況である様に思います。そして、益々人と人が話さなくなる社会が出来上がっています。
人と直接話さなくても出来る様になるAI技術の開発が進む一方で、地域を元気にする事を目的としてコミュニティーの場所を作る試みをしているコミュニティー・ナースという職業がある事を日本のチカラという番組で知りました。コミュニティー・ナースは全国に1300人もいらっしゃるのだそうです。番組では、その職業に従事する方が紹介され、どんな事をやっておられるのかが紹介されました。一つには、『誰かとお喋りをしたい。』という人々が集まる“ヨリバ”という喫茶店を運用したり、企業保健室で病気になる前に悩みを持つ働く方々の相談に乗ったり、残りの人生をどう生きるか、少しでも人と関われる場所としての“がんサロン”を催して手作りの作品を作ったり、多岐に及ぶ活動をされていました。その活動の中で、どんな場所でも場面でも、人と人が直接会話を交わし、体に触れ、コミュニケーションをとっているのが印象的でした。そういう場や人を求めている方が沢山おられるという事です。
このやり方では、AIの様に一度に沢山のことを処理したり、完成させたりは決して出来ません。一人一人と一件一件の問題に向き合いながら、一つ一つ解決し、前に進むのです。時間のかかる仕事です。でも確実に自分の中の問題を解決し、何かを一つ掴んで、前に進めます。
技術や能力がないから・・・と言われればその通りなのですが、私は後者を選びたい。今急いで新しい技術を習得し進む事が、自分にとっても、周りの人々にとっても、日本にとっても、世界にとっても良い結果をもたらす事ではないと思っているからです。先に進む技術に驚かされ、遅れている自分に焦り、その流れに自分も乗りたいという思いに駆られる事が、とても危険な社会を創り上げると思っているからです。
本当のトップに立っている方々にお願いしたいです。金儲けや名声を得たいが為だけにご自身の素晴らしい能力を使わないで下さい。頂点から一番下を覗いて見て、そこにいる私の様な人々が落とし穴にはまる危険性を回避出来る方法も考えて、提示してから前に進んで下さい。トップに立つ方の本当の素晴らしさを見せて下さい。私は、本当にトップに立つ方は、一番下にいる人間達も底上げが出来る力を持ち備えている方々だと思うのです。トップに立つ方がただ先に進んでいるだけでは、列は間延びするだけでいつか綱は切れます。そうならない本当に強い社会を作って頂きたいです。
私は、人に触れ合い、お話しする事で人と繋がり、横の絆を強くしながらゆっくりでも前に進んで生きて行きたいです。インスタグラムでは、未だコメント1つ書けていない、能力不足のバーバでした。
一方で誰かとおしゃべりしたいと思うコミュニティーの場を求めているという矛盾~
先日、ある報道番組で組まれた特集で、あるプレゼンテーターの元スポーツ選手の方が、声を張り上げ、高いテンションでAIの素晴らしさを紹介していました。その素晴らしさを賞賛するコメンテーターや司会者の方々に私は何故だか賛同出来ない思いで聞いていました。私の様な高齢者もAIの技術を使う事で便利に早く情報を得て、世界が広がると言っていました。でも、そんな良い事だけがAIの特徴なのでしょうか?それと相反する以上に危険の伴う技術であると私は思っています。所謂“紛い”の中に沢山の落とし穴が存在する技術革新だと思っています。America大統領選挙にも候補者の双方でAI技術が使われ、より上手く使った方が勝ったとまで言われています。選挙人の方々が、候補者の口から発せられる言葉を聞いて、『この人に自国の大統領になってもらいたい!』と思って選べた人ではないのでしょうか?
その技術の為に犯罪は巧妙で、簡単に人を騙し、その犯人の特定が出来にくい環境を作っている事も否めないのではないでしょうか?『騙される奴が悪い!』で良いのでしょうか?そこに繋がる危険を出来る限り熟慮し、取り除いた上でスタートさせる技術なのではないでしょうか?今は、先に進みながら危険性も膨らませている状況である様に思います。そして、益々人と人が話さなくなる社会が出来上がっています。
人と直接話さなくても出来る様になるAI技術の開発が進む一方で、地域を元気にする事を目的としてコミュニティーの場所を作る試みをしているコミュニティー・ナースという職業がある事を日本のチカラという番組で知りました。コミュニティー・ナースは全国に1300人もいらっしゃるのだそうです。番組では、その職業に従事する方が紹介され、どんな事をやっておられるのかが紹介されました。一つには、『誰かとお喋りをしたい。』という人々が集まる“ヨリバ”という喫茶店を運用したり、企業保健室で病気になる前に悩みを持つ働く方々の相談に乗ったり、残りの人生をどう生きるか、少しでも人と関われる場所としての“がんサロン”を催して手作りの作品を作ったり、多岐に及ぶ活動をされていました。その活動の中で、どんな場所でも場面でも、人と人が直接会話を交わし、体に触れ、コミュニケーションをとっているのが印象的でした。そういう場や人を求めている方が沢山おられるという事です。
このやり方では、AIの様に一度に沢山のことを処理したり、完成させたりは決して出来ません。一人一人と一件一件の問題に向き合いながら、一つ一つ解決し、前に進むのです。時間のかかる仕事です。でも確実に自分の中の問題を解決し、何かを一つ掴んで、前に進めます。
技術や能力がないから・・・と言われればその通りなのですが、私は後者を選びたい。今急いで新しい技術を習得し進む事が、自分にとっても、周りの人々にとっても、日本にとっても、世界にとっても良い結果をもたらす事ではないと思っているからです。先に進む技術に驚かされ、遅れている自分に焦り、その流れに自分も乗りたいという思いに駆られる事が、とても危険な社会を創り上げると思っているからです。
本当のトップに立っている方々にお願いしたいです。金儲けや名声を得たいが為だけにご自身の素晴らしい能力を使わないで下さい。頂点から一番下を覗いて見て、そこにいる私の様な人々が落とし穴にはまる危険性を回避出来る方法も考えて、提示してから前に進んで下さい。トップに立つ方の本当の素晴らしさを見せて下さい。私は、本当にトップに立つ方は、一番下にいる人間達も底上げが出来る力を持ち備えている方々だと思うのです。トップに立つ方がただ先に進んでいるだけでは、列は間延びするだけでいつか綱は切れます。そうならない本当に強い社会を作って頂きたいです。
私は、人に触れ合い、お話しする事で人と繋がり、横の絆を強くしながらゆっくりでも前に進んで生きて行きたいです。インスタグラムでは、未だコメント1つ書けていない、能力不足のバーバでした。