徳仁親王のテムズとともに英国の2年間を読んで
2025/02/04
~本の中は、天皇陛下の優しさ、慮る想い、人への感謝の思いに溢れていました。~
少し前に、彬子女王のイギリス留学記を読んでという記事を書いたのですが、その本を探す時に『これを探している人は、こんな本も探しています。』のコメントに釣られて、徳仁親王のテムズ川とともにが紹介されていました。同じ地で学ばれて、お二人の体験やご感想はどんな違いがあるだろう?という興味本位で、どちらの本も購入しました。彬子女王の“赤と青のガウン”を先に読み、ついで天皇陛下の書かれた“テムズ川とともに”を読ませて頂きました。
天皇陛下の“テムズ川とともに”も沢山の感動を持って読み終える事が出来ました。2年間という短い期間で、本当にその間の1分たりとも無駄に過ごさずご経験を積まれ、沢山の事を学び、素晴らしい研究結果をまとめて来られた事を知る事が出来て、改めて素晴らしい方だと日本の誇りに思います。
研究内容や、研究の進め方、そこに関わった沢山の方々、研究のために訪れた数々の図書館、テムズを中心としたあらゆる場所や歴史の説明、等々本当に詳しく、忘れてしまう事はないのかしら・・・と思うほど詳細に記載されていました。
私は、多分これからの人生でそれらの場所に行く事は殆どないと思われたので、その内容に関しては、あえて覚えたり、メモに取って置いたりなどはしませんでした。でも、読み進める内に色々な場所で関わった方々との記述から、いつも心が温かくなるような天皇陛下の思いを感じる事が出来て、少しずつ読み進める中で、いつも心がポカポカ温かくなりました。
余りにも奇跡の様に彬子女王とは間近にお目に掛かった事がありますが、天皇陛下を間近に拝見した事は残念ですがありません。ただ、私は地元の小学校が同級で、同じ女子校に通い、中学2年生から高校3年生まで首席で通し、学習院大学に推薦で入学し、天皇陛下とは1年違いで同じ大学で学んだ友人がいます。彼女が婚約した時に結婚祝いを持って自宅を訪ねた時にこんな天皇陛下とのエピソードを話してくれました。『図書館に行って、皇太子様(その当時)にお会いした事があるの。文献検索とメモ取りをしていらしたのかなぁ?椅子に腰掛けて書棚と机を往復されていて、その先に行きたい私は立ち止まっていたの。それに気付いた皇太子様が、ご自身の前を通れる様に道を作って下さったの。背中側じゃないんだよ!スッゴイ紳士なんだ!って感動しちゃった!』とその時の様子を話してくれました。何だか雲の上の様な方の目線を下げた行動に私は感動して、それを機に皇室の方々のご活動に興味を持ち始めた様な気がします。そして、お忙しく公務をこなされる皇室の方々は、その感動をいつも決して裏切る事はありませんでした。
そして、今回読んだ“テムズ川とともに”の中に書かれている天皇陛下と沢山の方々との関わりにも同じ思いを感じています。お世話になった方々への感謝の思い、それは地位や名誉を持つ研究でお世話になった方々だけではなく、一緒に学んだり、食を一緒にしたり、お酒を酌み交わした学友に対しても、図書館でお世話になった皆様へも、自身の警護して下さった方々にも、一貫としていて感謝の思いを伝えていらっしゃいます。『こういう事があった。』『こんな事をした。』という文章の中に、そこに関わった方々への思いを自然体で書いていらっしゃいます。形式的に感謝の思いを伝えるのではなく、根底にその時に関わった全ての人や物や出来事に“優しさ”を持って接していらっしゃるからなのではないでしょうか?
失敗談も沢山書かれていらっしゃいました。その中でもお気に入りの傘を図書館の傘立てから持って行かれた時のお話は冷たい雨が、温かくなってしまう様なお話でした。結局、土砂降りの雨の中を傘なしでずぶ濡れになって寄宿舎へ戻り、学友に冷やかされ、温かいお風呂に入られたというお話なのですが、失った傘は、地元でお求めになり、とても気に入ってらした様なのです。それでも、その傘を『惜しい気はするが・・・』と前置きされながら、『その傘でずぶ濡れにならずに戻る事が出来た人がいたという事で良しとしたい。』と書かれていました。そんな風に失った物を好転出来る考え方は、一つ一つの出来事をどんな事でも好転しながら考えていらっしゃる方なのだと思います。学ばなければいけないと思いました。
本を読みながら私の“皇室大好き!”熱は、更に強くなりました。これからもご公務の映像や書かれた書物などでお考えや物事への取り組み方を学ばせて頂きたいと思っております。そして、お忙しいご公務で皇室の全ての方々が体調を崩されません様に心から願っております。密かな皇室ファンのバーバでした。
少し前に、彬子女王のイギリス留学記を読んでという記事を書いたのですが、その本を探す時に『これを探している人は、こんな本も探しています。』のコメントに釣られて、徳仁親王のテムズ川とともにが紹介されていました。同じ地で学ばれて、お二人の体験やご感想はどんな違いがあるだろう?という興味本位で、どちらの本も購入しました。彬子女王の“赤と青のガウン”を先に読み、ついで天皇陛下の書かれた“テムズ川とともに”を読ませて頂きました。
天皇陛下の“テムズ川とともに”も沢山の感動を持って読み終える事が出来ました。2年間という短い期間で、本当にその間の1分たりとも無駄に過ごさずご経験を積まれ、沢山の事を学び、素晴らしい研究結果をまとめて来られた事を知る事が出来て、改めて素晴らしい方だと日本の誇りに思います。
研究内容や、研究の進め方、そこに関わった沢山の方々、研究のために訪れた数々の図書館、テムズを中心としたあらゆる場所や歴史の説明、等々本当に詳しく、忘れてしまう事はないのかしら・・・と思うほど詳細に記載されていました。
私は、多分これからの人生でそれらの場所に行く事は殆どないと思われたので、その内容に関しては、あえて覚えたり、メモに取って置いたりなどはしませんでした。でも、読み進める内に色々な場所で関わった方々との記述から、いつも心が温かくなるような天皇陛下の思いを感じる事が出来て、少しずつ読み進める中で、いつも心がポカポカ温かくなりました。
余りにも奇跡の様に彬子女王とは間近にお目に掛かった事がありますが、天皇陛下を間近に拝見した事は残念ですがありません。ただ、私は地元の小学校が同級で、同じ女子校に通い、中学2年生から高校3年生まで首席で通し、学習院大学に推薦で入学し、天皇陛下とは1年違いで同じ大学で学んだ友人がいます。彼女が婚約した時に結婚祝いを持って自宅を訪ねた時にこんな天皇陛下とのエピソードを話してくれました。『図書館に行って、皇太子様(その当時)にお会いした事があるの。文献検索とメモ取りをしていらしたのかなぁ?椅子に腰掛けて書棚と机を往復されていて、その先に行きたい私は立ち止まっていたの。それに気付いた皇太子様が、ご自身の前を通れる様に道を作って下さったの。背中側じゃないんだよ!スッゴイ紳士なんだ!って感動しちゃった!』とその時の様子を話してくれました。何だか雲の上の様な方の目線を下げた行動に私は感動して、それを機に皇室の方々のご活動に興味を持ち始めた様な気がします。そして、お忙しく公務をこなされる皇室の方々は、その感動をいつも決して裏切る事はありませんでした。
そして、今回読んだ“テムズ川とともに”の中に書かれている天皇陛下と沢山の方々との関わりにも同じ思いを感じています。お世話になった方々への感謝の思い、それは地位や名誉を持つ研究でお世話になった方々だけではなく、一緒に学んだり、食を一緒にしたり、お酒を酌み交わした学友に対しても、図書館でお世話になった皆様へも、自身の警護して下さった方々にも、一貫としていて感謝の思いを伝えていらっしゃいます。『こういう事があった。』『こんな事をした。』という文章の中に、そこに関わった方々への思いを自然体で書いていらっしゃいます。形式的に感謝の思いを伝えるのではなく、根底にその時に関わった全ての人や物や出来事に“優しさ”を持って接していらっしゃるからなのではないでしょうか?
失敗談も沢山書かれていらっしゃいました。その中でもお気に入りの傘を図書館の傘立てから持って行かれた時のお話は冷たい雨が、温かくなってしまう様なお話でした。結局、土砂降りの雨の中を傘なしでずぶ濡れになって寄宿舎へ戻り、学友に冷やかされ、温かいお風呂に入られたというお話なのですが、失った傘は、地元でお求めになり、とても気に入ってらした様なのです。それでも、その傘を『惜しい気はするが・・・』と前置きされながら、『その傘でずぶ濡れにならずに戻る事が出来た人がいたという事で良しとしたい。』と書かれていました。そんな風に失った物を好転出来る考え方は、一つ一つの出来事をどんな事でも好転しながら考えていらっしゃる方なのだと思います。学ばなければいけないと思いました。
本を読みながら私の“皇室大好き!”熱は、更に強くなりました。これからもご公務の映像や書かれた書物などでお考えや物事への取り組み方を学ばせて頂きたいと思っております。そして、お忙しいご公務で皇室の全ての方々が体調を崩されません様に心から願っております。密かな皇室ファンのバーバでした。