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元東宮侍従 浜尾 実氏の“殿下とともに” から 7

2025/03/23

                                 ~私の心から尊敬し、お慕いしている雅子様のお話し~
                ~ご婚約以前から今に至るまでのお顔とお姿から感じる私の思い~
 天皇陛下が雅子様への思いを貫かれたお話しをした後で、その長い経過に加え、ご成婚後30年の経過も加え、そこに切っても切れない雅子様のお顔の表情の変化に私が感じる思いをどうしてもここでお話ししたいと思っています。少し、本の内容とは離れてしまうのですが、天皇陛下と愛子様のスマイルのお話にぜひ加えて書きたいと思います。
 雅子様がオックスフォードに留学中、お妃候補として報道陣が詰め掛ける場面が放送された事があります。マイクを向けられるとそのマイクを避ける様に自身の歩みは止めず、行き過ぎようとした事もありました。それでもしつこくマイクを持って駆け寄る記者に、『勉強の妨げになるので、やめて頂きたい。』と冷静に物静かに、でもハッキリとご自身の思いを話される場面もありました。表情は固く、笑みはなく、記者の方の顔を真っ直ぐ見ながら話されていました。
 それから時を経てご婚約の記者会見の席での雅子様は、そこに至るまでの経過を解り易く、淡々と、穏やかな口調で、全く澱みなくお話をされていました。お二人の心温まる場面をお話しされる時は軽く微笑みを浮かべられて、お幸せな思いが伝わって来ました。でも、それまでに過ごされて来たキャリアとしてのご自身のお姿を私は同時に感じました。少しお口元の表情が固く、お仕事をされていた時の様に緊張して話されていた様に思いました。この様な正式な席でのインタビューを受けられた事はなかったと思うので、それは当然の事だと思います。少し硬い表情でも、私はキャリアとして働いていらした証と思いましたし、それが返って雅子様の魅力だと感じていました。松任谷由美さんの言葉をお借りしますが、身体に染み付いた“知性のオーラ”の何者でもないと思いました。直ぐ横で微笑まれながら雅子様の方に視線を向けていらっしゃる殿下のお隣で、本当に見事な会見だったと思います。キャリア時代のスーツからクリーム色のシルクのワンピースとお帽子も本当にお似合いで素敵でした。
 次に印象的だったのは、ご婚約後美容院に行かれて髪を整えられた後に2階の美容院から出て階段を降りて来られた雅子様の笑顔でした。私の記憶間違いがあるかもしれませんが、この時は真っ赤なトレンチコートに身を包み、ヘアー担当の方にエスコートされ階段を降りて来られたのではないかと思います。その時の雅子様は、大勢の報道陣に驚かれた様子は覗かせたものの、満面の笑みでした。コートは、キャリア時代のものだったのでしょうか?お仕事をしていらした頃の颯爽と歩かれていたのではないかと思う様子も覗き見る事が出来る一場面でした。お幸せ度アップは言葉なくとも笑顔が証明していました。
 次に印象的だった笑顔は、愛子様のご出産を終えられ、退院時お世話になった医療関係者とのご挨拶の場面でした。この時、雅子様は主治医の医師に近寄られ、『分娩はとても楽しかったです。』と述べられたと、後日談で番組が流された時医師が語ってくれました。それをお伝えになっている時の雅子様は、本当に素敵な柔らかい笑顔でした。こんなお言葉をお伝えになりながら微笑まれていたんだと心温まる思いがしました。
 その後の記者会見でも、雅子様は『生まれて来てくれてありがとう。』という思いだったとインタビューでお答えになっていらっしゃいます。その時は、微笑みと共に感極まってお声が震え、涙ぐまれ、その背中を殿下の手がそーっと触れて、『大丈夫、僕が側にいます。』と語りかけている様でした。雅子様も又、殿下の方を向いて少し首を傾げ、頷かれた様に記憶しています。お部屋全体が温かな心で包まれたような雰囲気でした。
 その後雅子様に何があったのでしょう。詳しい事は判りません。敢えてバッシングの記事は単なる噂話として耳にも目にも入れないことにしている私には、事情は存じ上げません。でも、雅子様は体調を崩され、そのお顔からは笑顔が消えました。少しずつ体調を戻され、短い時間だけ公務にご出席されたりしてもそこに笑顔を見る事は出来なかった様に思います。さらに時間が経過し、諸外国の王室の方のご配慮や公務の時に温かく出迎えてくれる沢山の方々によって少しずつ笑顔を取り戻されていらっしゃいました。まだ体調が万全ではない中、回復途上という段階で皇位継承の最重要の行事にも臨まれ、その任を全てやり遂げられました。パレードでもオープンカーに乗られて、穏やかで優しい笑顔を見せて下さいました。
 雅子様が誕生日など文書で喜びをお伝えになる時も、いつも『公務で訪れる先々で、本当に沢山の方が 温かく出迎えて下さって・・・』と感想を述べられていらっしゃいます。それだけでなく、ご回復にはご家族である殿下や愛子様の温かいお心が何よりだったに違いありません。そして今、雅子様がご公務で訪れる先々で見せて下さる笑顔。その笑顔は、出迎える人たちへの感謝の気持ちを表されている様に思います。その笑顔にどれだけ多くの人が心を温かくしているでしょう。直接その場で笑顔を拝見する事が出来た人達だけではなく、報道番組などでご公務の様子が伝えられる度、雅子様の笑顔に心が温まります。雅子様の笑顔のオーラですね。今の笑顔は、お若かった時の少しクールな笑顔とは異なり、そこから優しさや人の心を慮るお気持ちが溢れている様に感じています。お若い時の笑顔も素敵でしたが、今の笑顔はその10倍も100倍も私は“素敵”と思います。
 もう一つのプリンセス・スマイル。雅子様のスマイルをここでぜひお伝えしたかった。これからもずーっと雅子様の笑顔を見続けたいと思っているバーバでした。

 

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