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元東宮侍従 浜尾 実氏の“殿下とともに” から 目立たない人への眼差しを・・・の浜尾氏のメッセージ

2025/04/02

           ~浜尾氏の“殿下とともに”の十章に書かれた新世代の皇室へのもう一つのメッセージ~
 “殿下とともに”の最終章には、もう一つ素敵なメッセージが込められていました。私は、このメッセージに大賛成!と思いましたので、紹介したいと思います。
マスコミで取り上げられる皇室は、“華やかな世界”を映し出すものが多いと思います。浜尾氏は、この傾向は国民に羨ましさを感じさせても、親しみを感じさせないのではないかと危惧されています。勿論、皇室というものは宿命的に華やかな側面を持っているとも書かれていました。であればこそ、それ以外の世界を見つめる事が、新世代の皇室には求められているのではないかと述べていらっしゃいます。つまり、弱い方々への眼差しです。
 その一つの例として、オリンピックのメダリストの御所へのお招きがあげられていました。オリンピックの前には、選手団全員が一堂に介した会場に皇室のどなたかが結成式に出席されます。その報道では、選手一人一人にマイクが向けられ、どの種目の代表として選ばれたかなどの細かい紹介はありません。私の様に競技の1位・2位を争う報道が嫌いな者にとっては、どの競技にどんな方が選手として選ばれていたか等、知る由もありません。でも、各々の選手は、日本ではその競技の一番として選ばれた方々です。そこまで辿り着いた事だけでも既に十分素晴らしい事だと私は思います。しかし、闘った全ての選手が帰国時にメダルを手に出来る訳ではありません。そして、メダルや入賞順位を取れなかった報道は、実に短く簡単に終わってしまいます。帰国時も『ご苦労様!』の一言を添えてマイクを向けられる事はないし、その後のテレビ出演や地元での功労会が行われる事も多分ないと思います。平泳の北島 康介さんは、最初のオリンピック出場で入賞しか出来なかった時、帰国時の空港でメダリストとそうでない選手の歩く道を分けられたと話されていました。『メダルを取らなければダメなんだ。』とその時の事を、金メダルを取った時に話されています。日本の代表として選ばれた方にこんな思いを感じさせているのです。
 浜尾氏は、メダリストを皇室に招き、優秀な成績を収めた人を祝福するのは決して悪い事ではないけれど、惜しくもメダルに届かなかった選手も一所懸命頑張った事には変わりないと思っていらっしゃいます。メダリストは、それ以外の場所でも賞賛やねぎらいを受ける場が用意されているので、むしろ皇室では残念ながらメダルを取れなかった選手の方に労いと励ましのお言葉を掛けて頂きたかったと述べられています。実際には、メダリスト以外の選手の数は多数で、現実には難しい事かもしれないけれど、そういう眼差しを常に持って頂きたいと述べられていました。私もこのご意見には大賛成です。惜しくも敗れた方々から、選手として選ばれる迄の色々なご苦労や競技に臨まれた時の自身の精神状態、終った時の思い等を沢山の人が知る事で、それを聞いた方が自身の生き方を考えたり、今後に役立てる沢山の事がその中には詰まっているように私は思います。大きく明暗を分けるオリンピックのような大会では、特にこういう事が大事な事を学べる大切な時なのではないでしょうか?
 浜尾氏は、皇室の方々は、マスコミとは違う視点で世の中をご覧になるべきだと述べていらっしゃいます。皇室の方々が、目立たない人々や苦しんでいる人々の元に向かわれる事で、皇室の方々を追いかけているマスコミを通じて、その方々の頑張っている様子や苦しんでいる様子が報道され、結果としてそれを知らなかった多くの人の目に触れ、考えていただく機会を得る事が出来るのだと思います。新世代の皇室の意義は、そこにあるのではないかと考えていらっしゃいました。私もその様になさる新世代の皇室を拝見させて頂きたいと思いました。
 私は、前にも“闘って一番になる事の意味”という題で書いた事がありますが、一番以外の所に本当に沢山の学びを得られる事が隠されていると思うのです。それをこれからも拾い上げて、沢山勉強していきたいと思っているバーバでした。そして、この一冊は、私にとって本当に沢山の事を知り、沢山の学びを得られる一冊でした。私のBlogを読んで頂いた方々にもお裾分け出来たらと思っています。

 

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