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- 私が考えるいじめの解決方法に大切な事 3 甥へのいじめ 3
~次は、友達面して自宅を訪ね、
甥の机の引き出しから甥が集めていたオレンジカードを盗みました。~
~甥は、どんな事をされてもその相手と関わらないという選択が出来ませんでした。~
その後もいじめをする相手とはきちんと一線を引き、付き合っていくということは出来なかった様です。ある日、その子が家に遊びに来ました。中学生の男の子ですから、みんなのリビングで、訪問先のご家族と時間を共にするなんて事はしません。甥の自室で何やらしていた様です。母親は、その子がどんな子なのかお茶を出したりしながら様子を伺っていました。甥は、その当時、数量限定のオレンジカードを集める事を楽しみにしていました。甥が自分のコレクションのオレンジカードをその時自分から見せたのかどうかは判りません。どれ位の時間を自室でいじめの相手と過ごしたかは定かではないのですが、あまり長くは過ごさず帰ったと思います。甥は、相手が帰ってから何時もの様にコレクションのオレンジカードを1枚ずつ見始めました。その時『アレッ!』と思った様です。お気に入りの内の数枚が確認出来なかった様なのです。机の引き出しにきちんとファイリングして取っていたわけではないので、引き出しの何処かに紛れ込んだのではないかと一生懸命探し始めました。母親が『どうしたの?』と訊ねると『△△のカードが無いんだよね。』と答えました。母親も甥も盗まれたとは全く感じず、『そのうち見つかるわよ。』と軽く声を掛け、甥も納得した様でした。特にプレミアムがついている高価なものではなく、後で少しでも高くなったら嬉しい・・・位の買い物だったらしく、甥もそれほど拘ってはいませんでした。
いじめの相手には、甥は盗んだ所を見たわけではないし、人の机の引き出しを勝手に開ける人がいるなんて事も思わないし、ましてやそこから盗んで取って行くなんて事も考えなかったので、問い正す事も出来ずそのままになってしまったようです。勿論、引き出しから見付かる事もありませんでした。でも、私が冒頭にはっきりオレンジカードを盗んだ・・・と書いたのには、根拠があります。その事は、甥へのいじめ 5で詳しくご説明したいと思います。
この件に関しては、この時点での事実の確認は出来ないと思うし、その事で相手を疑い傷つけてしまう事にもなりかねないので、もう一度きちんと探したり、無くなる可能性がどの時点で起こり得たかを自分自身で過去に遡って考えて整理する事しか出来ないのではないかと思います。そして、無くなった事を確認したのが何時で、その前後であった事はきちんと記憶や記録をしておくくらいはしておけたら良いかなぁと思います。
私が、この事を書いておきたかったのは、その後の経過に非常に重要な出来事が起こっていた事を最後にお話ししたいからです。この事実だけでは『これがなんでいじめなの?』と思われる方が殆どだと思うのですが、いじめられた経過の中で時系列からここでお話ししておいた方が良いと思い書かせて頂きました。
ただ一つ解らない事は、大切な自分の部屋にいじめの相手を安易に入れた甥の気持ちです。もっと自分を知ってもらう事で、仲良くなれるきっかけが出来ると思ったのでしょうか?相手に『お前の家に行ってみたい。』と言われ断りきれなかったのでしょうか?いずれにしても、“自分”のない決断は、その後の経過からも悪い方向に自分自身を追い込んでしまったように思います。その後もいじめは続き、卒業前にはちょっと危険な行為を受ける事になりました。それは、4で書く事にします。
Blogを書いていらっしゃる方の中にいじめについて書かれている方も多くいらっしゃいます。いくつか読ませて頂いていますが、『これで命の危険はないのか?』『何故いじめる人間は、してはいけない事を学べずに来てしまったのか?』まるで壊れても良いオモチャを扱っている様な暴力行為を行なっています。そこに関わる教師も警察も関係者も、その行為一つ一つがエスカレートして行く危機感を感じていないし、いじめている人間の将来の姿を危惧した対応をして下さっている様には思えません。一つ一つの火種を燃え上がらない前に消す事は勿論ですが、その火種の事をもっと関係者は危機感を持って望まなくてはいけない様に思います。将来親になるクラスメート達もその事を知って、自分達の考えを交わし合い、対策を考える必要があるのではないでしょうか?“明日は、我が身”に降りかかってくる困難なんですから・・
どんな人達にも、自分がされてしまったら・・・。自分がしてしまったら・・・。と自分の身をそこに置いて考えて欲しいと願っているバーバでした。