育児支援・ひとり親支援・動物愛護活動支援など、元小児科医の経歴を活かし様々なボランティア活動を行います。お気軽にご相談ください。

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Poohとの思い出 4

~Poohを迎い入れた最初の1日から2人での生活が始まるまで~

 Poohを連れて来た初日は、夜までバタバタでした。購入を決めて、Poohの向かい入れに必要な物品はいろいろ用意しましたが、私のこだわりが強くて、ケージも少し無理をして良い物をと思ってしまったので、配送が間に合いませんでした。もっと最悪な事は、父の元気付けの為に向かい入れる筈だったのに、父は完全に拒否し、紹介する事さえ出来なかった事です。それでも私が飼いたかった!姉には、『お金が戻ってこなくとも返していらっしゃい。』と言われましたが、『私が飼うから・・・』と我を通しました。初めてあった日と連れて来た日のPoohとの時間は、もう人には譲れない!という思いでした。

 Poohを迎い入れた日は、私との生活場所が決まっていなかったので、その晩は姉の家に預かってもらう事にしました。でも、ケージも届いていません。ジュティーの時には、ケージ生活を確立出来なかったので、今度はきちんとやろうと思っていました。初日の晩を過ごす為、近くのスーパーで大きな底の深い段ボールを頂いて来ました。姉に『今晩は、ケージの代わりにこの中に入れて、そのまま寝かせて。』とお願いし、眠れるように敷物をして寝床を準備しました。私は直ぐ近くの実家で一晩を過ごしました。

 朝起きて急いで準備をして姉の家に様子を見に行きました。『夜中、ずーっと泣き通しで、仕方なく私の布団で一緒に寝たよ。』と姉に言われました。嗚呼、やっぱりダメだったか。と思いましたが、預かってもらっている立場では、『ありがとう。』の一言でした。そして、配送は待てないと普通のケージを先ずは購入しました。直ぐに準備した物も、高級なケージが届いた後も、ケージ内での独寝は確立できず、今回もベッドで添い寝の毎日になりました。でも、最後の一晩まで一緒に寝られて、私はそれで良かったと思っています。私にとっては、幸せな毎日でした。

 どこでどのように2人の生活を開始するかが最大の課題でした。私は、地元から離れた所で一人暮らしをしていましたし、借りていた部屋は動物を飼う事は出来なかったので、先ずPoohと住める場所を探さなければなりませんでした。Poohは、2ヶ月を過ぎたばかりの幼犬ですし、親元を離れた時の様子からは甘えん坊である事ははっきりしていました。私も仕事をしていたので、日中に留守をする日が多かったので、もしもの時に誰かに頼れる場所を探す必要がありました。幸い夜勤の仕事はしていなかったし、実家近くには姉家族が住んでいましたので、週4回の仕事は実家のある場所からの方が近くなるし、月2回の仕事は遠方ですが回数が少なく午前中だけだったので、実家近くでペットと住める場所を探しました。でも、今から18年前のペット可賃貸の物件探しはそんなに簡単ではありませんでした。何より、時間がない事で、見つけるのに時間を掛けられないのも辛かったです。幸い姉の知り合いがアパート経営をしていて、ペット可ではないのですが、1階なら部屋が1室しかないので、1頭を約束に貸して頂ける事になりました。

 直ぐにそのアパートの賃貸契約をし、その時に住んでいたアパートの解約手続き、引越し業者手配、荷造り、自分が決めた事とはいえ、本当に忙しい毎日でした。でも、Poohとの生活が始められると思うと頑張れました。引越し荷物の荷解きも完了しない状況からのスタートでした。朝早く散歩をして、仕事に出なければいけない日は、姉の家に日中は預かってもらいました。夕方帰宅時にPoohを連れてアパートに戻り、夕食をして、一緒に寝ての生活でした。まだ排泄の躾もしなければいけない状態でしたので、シートでない場所におしっこしてしまう事も度々で、今思い返すとクスッと笑ってしまうのですが、結構大変だったかなと思います。私のお気に入りの靴の中にされてしまった事もあり、気付かず出勤しようと履いてしまい、ストッキングの履き替えや足洗い、靴の中を拭いたり、時間に余裕のない出勤前に青ざめていた事もありました。側でPoohはきょとんとした顔で待っていました。感情的には、爆発寸前なんですが、怒り切れない自分がいました。そんな風に始まった2人の生活でした。

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